「緊急事態」夜に、身一つで会社から締め出された話

ゆきです💫

この前、久しぶりに危機感を覚えた事件がありました。

 

私の働いている会社はビルの部屋の一角を借りています。

 

その日は金曜日、21時頃まで上司と2人きりで残業。

 

もう帰ろうと思い、帰る前にお手洗いへ行きました。

 

部屋へ戻ろうと、ドアに手をかけるも、

 

開かない……
鍵はもちろんない。警備員さんはもういない。

 

まだ上司がいるかもしれない!!と急いでエレベーターに乗り込み、外を探すも、いない。

 

セキュリティの関係で夜間は一度ビルの外へ出ると、鍵がなければ中に入れない仕組みです。

 

仕方なく、身一つで駅へ向かいます。

 

皆さんだったら、どうしますか?

 

お金も携帯もありません。
近くに住む友人もいません。
住んでいる駅へは6駅あります。
歩いては帰れません。

 

この状況で、私は交番へ向かうことにしました。
向かう途中、もし交番がなかったら、どうするかを考えていました。

 

道ゆく人に声をかけて、お金を貸してもらう、
コンビニなどの飲食店で電話を貸してもらう、
水商売系のお店に飛び入りで体験入店する、

 

くらいしか咄嗟に思いつきませんでした。

 

冷や汗をかきながら、交番へ。

 

私は、交番でお金を貸してくれることを知っていました。

 

しかし、今現在は貸すことができないそうです。焦る私。
ありがたいことに電話は貸してもらえました。

 

家へ電話、最寄駅の改札に来てもらえるように連絡します。

 

駅員さんにお願いをして、最寄駅と連携をとっていただき、無事に帰宅することができました。

 

嬉しくないのに、生きている感覚がする出来事でした。

 

人間って、ある種の緊急事態に陥ると、普段の悩みなんてすっ飛ぶ。

 

そのことだけをなんとかしようと考えることができる。
そのような状況を、一度小説で読んだことがありました。

 

イン・ザ・プール 奥田英朗

 

変わった精神科医が、患者にアドバイスするシーンで、
心的ショックを与えて、治そうと、肝を冷やす類のものを進めるんです。

 

「バンジージャンプ」「ジェットコースター」「やくざのベンツに当て逃げ」

 

そんなことをしている最中と似ているだろうと思いました。
創作でも、妙に納得感がありました。

 

そんなことを考えるのが好きです。
苦しさをまぎらわす刺激に興味があります。

 

この日、興奮状態の私は
「いつもよりずっと生き生きしているよ。」
と言われたのでした。

 

終わり

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